○柏原市民憲章
昭和45年11月3日
制定
わたくしたちの住む柏原市は、信貴生駒の山々と大和川、石川の流れに接し、美しい自然と古い歴史に恵まれて、豊かな文化をはぐくんできた希望のまちです。
わたくしたちは、このまちの市民であることに誇りをもつて、清新な近代都市を築き、これを次の世代に引き継ぐことに大きな責任を感じます。
自由と自治、文化と産業と住宅のまちとして、みんなのしあわせを願い、さらに美しく調和のある住みよいまちにするためこの市民憲章を定めます。
わたくしたち柏原市民は
一 自然の美を生かし、住みよいまちをつくります。
一 文化遺産に学び、未来に生きる力をのばします。
一 働くことによろこびをもち、楽しい家庭をつくります。
一 互いにうやまい、助けあい、豊かな心をそだてます。
一 きまりを守り、健康で、明るい社会をきずきます。
市民憲章制定の経過
品格と活力に満ちた魅力あるまちづくりを標榜する柏原市にとつて、「市民生活の共同目標なり心のよりどころとなる規範となるべきものをつくつては」という市民の声を受けて、昭和45年9月1日、各種団体代表者、学識経験者などからなる市民憲章制定審議会が設置された。
市民憲章制定審議会においては、市民憲章の起草方針を定めるとともに市民の声を盛り込んだものとするために憲章文を公募することとした。
市民憲章の制定に関する市民の反響は大きく、募集によつて寄せられた作品は618点にも及んだ。これら市民の考え方や意見等は集約され起草原案がまとまり、市議会の議を経て、昭和45年11月3日に制定された。